ワクチン・予防接種
インフルエンザ予防接種
- 2016年度のインフルエンザワクチンの予防接種は終了いたしました。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
インフルエンザワクチンQ&A
- インフルエンザワクチンに関するよくある質問をまとめました。
Q&Aの作成に関しては、厚生労働省のホームページを参考にしましたので、
より詳しい情報が知りたい場合は厚生労働省のホームページをご参照ください。
- インフルエンザワクチンは打った方が良いのですか
- 今年のインフルエンザワクチンはなぜ高いのですか
- インフルエンザワクチンの接種はいつ頃受けるのがよいですか
- 予防接種が受けられない場合にはどのようなものがありますか
- インフルエンザワクチンの接種によって引き起こされる症状(副反応)にはどのようなものがありますか
- インフルエンザワクチンの接種をしても、インフルエンザにかかることがあるって本当ですか
- 肺炎球菌ワクチンの接種も受けたいのですが、間隔はどれくらいあければよいですか
- 授乳中にインフルエンザワクチンを接種しても問題はありませんか
質問と回答
Q:インフルエンザワクチンは打った方が良いのですか
A:インフルエンザワクチンの予防接種は、定期接種の対象者(主に65歳以上の方)、任意接種(主に65歳未満の方)ともに接種を受ける努力義務はなく、ご本人が接種を希望する場合のみに予防接種を行います。 ワクチンの接種により、インフルエンザの発病予防効果、および重症化予防効果が得られることがわかっていますので、接種に当たってはワクチンを受けるメリットと副反応などのリスクを充分に理解して、自らの意思により接種を受けるかどうか決めることが重要です。
Q:今年のインフルエンザワクチンはなぜ高いのですか
A:2015年から日本でも4価のインフルエンザワクチンを使用することになりました(去年までは3価でした)。この変更によりワクチンで予防できるインフルエンザの型の種類が、2014年までの3種類(A型2種+B型1種)から、4種類(A型2種+B型2種)に増えたことが今年のインフルエンザワクチンの値段が上昇した理由です。 4価になったためインフルエンザワクチンの予防効果は高くなったわけですが、値段が上昇しワクチン接種率が低下すると逆説的にインフルエンザの流行が強くなってしまうため、今年のインフルエンザには特に注意が必要です。
Q:インフルエンザワクチンの接種はいつ頃受けるのがよいですか
A:日本では、インフルエンザは12月~3月頃に流行し、1月~2月に流行のピークを迎えます。インフルエンザワクチンが充分な効果を維持する期間は、接種後2週間後から5か月程度とされているため、ワクチンの接種は10月から12月中旬までにするのが良いとされています。
Q:予防接種が受けられない場合にはどのようなものがありますか
A:予防接種法により下記のように決められています。
予防接種を受けることが適当でない場合
- 明らかな発熱を呈している者(通常37.5℃以上)
- 重篤な急性疾患にかかっている者
- インフルエンザ予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- そのほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
予防接種の判断を行うに際して注意を要する場合
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 接種しようとする接種液の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある者
Q:インフルエンザワクチンの接種によって引き起こされる症状(副反応)にはどのようなものがありますか
A:免疫をつけるためにワクチンを接種したとき、免疫がつく以外の反応がみられることがあります。
これを副反応といいます。季節性インフルエンザで比較的多くみられる副反応には、下記の通りです。
- 局所性の反応・・・10~20%に起こりますが、通常2~3日でなくなります。
接種した場所(局所)の赤み(発赤)、はれ(腫脹)、痛み(疼痛)など
- 全身性の反応・・・5~10%に起こりますが、通常2~3日でなくなります。
発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)など
- 起こるのは非常にまれだが、重い副反応
アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、赤み(発赤)、掻痒感(かゆみ)、呼吸困難等)、
ギラン・バレー症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、
血小板減少性紫斑病など
Q:インフルエンザワクチンの接種をしても、インフルエンザにかかることがあるって本当ですか
A:インフルエンザワクチンがインフルエンザの発症を予防する効果は100%ではないため、インフルエンザワクチンの接種をしても、インフルエンザにかかることがあります。ただし、その場合もインフルエンザワクチン接種による「重症化」予防効果の恩恵が得られます。 今までの報告ではインフルエンザワクチンは、健常な成人に対しては6-7割の発病を予防します。また65 歳以上の健常な高齢者については約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があるとされています。
Q:肺炎球菌ワクチンの接種も受けたいのですが、間隔はどれくらいあければよいですか
A:1週間です。一般に他の予防接種を受ける場合に必要な間隔は次の通りです。
- 生ワクチン・・・接種した日の翌日から起算して27日以上
- 不活化ワクチンまたはトキソイド・・・接種した日の翌日から起算して6日以上
Q:授乳中にインフルエンザワクチンを接種できますか
A:可能です。授乳婦はインフルエンザワクチンを接種しても特に支障はありません。